DDトルソーV2

作品紹介と使い方

ご覧いただきありがとうございます。
このページではDDトルソーV2の組み立て方、使い方を説明します。
ご一読いただき、DDトルソーV2をご活用いただけますとうれしいです。

※ご注意
DDトルソーV2の組み立てには細い針金(ビニールタイ)や結束バンドを使用します。これらの端は大切な衣装に引っかかる可能性があります。針金の端は内側に曲げこむ、結束バンドの尻尾はできるだけ短く切るなど工夫してください。大切な大切なうちの子に着せる衣装が少しでもほつれたりしませんよう気をつけて作業くださいませ。

組み立て方
1.パーツの確認
DDトルソーV2には多くのパーツが含まれています。この写真(1セット分)と比較して足りないものがないか確認しましょう。

もしお届け時点で不足していたり、割れたりしてるものがありましたらすぐにお知らせください。BoothのメッセージでもTwitterのDMでも構いません。すぐに対応いたします。
飾りたい衣装によっては使わないもの(腕パーツとか)もありますので、無くさないように保管ください。
支柱を接続(後述)してお使いの場合、アームカバーを飾る場合にはパーツをつなぐためのビニールタイや結束バンドが必要になります。これらは頒布品に含まれていません。ビニールタイは菓子パンやお煎餅の袋の口を縛るのにつかわれてたり、USBケーブルなんかを買ったときに手に入るこれです。見かけたら保存しておきましょう。

2.保護紙の剥ぎ取り
パーツのほとんどには傷や汚れを防ぐための保護紙がついています。(状態確認のために私が取っているものもあります。)これを剥ぎ取ります。
保護紙には薄いベージュのもの、濃いめの茶色のもの、半透明の樹脂シートのものなどいろんな種類があります。一つのセットの中に複数の保護紙のパーツが混在していることもあります。これはDDトルソー / MDDトルソーシリーズが様々な方法で入手した端材を材料として作られているためです。お届けする価格を抑えるための工夫ですのでどうぞご理解をお願いいたします。
いずれの保護紙も爪でカリカリして端っこから剥ぐか、カッターの刃のような鋭いもので端っこをひっかけるなどして剥ぎます。

保護紙の表面にテープを貼って引っ張るという方法もあります。薄いベージュの保護紙のパーツ(三菱ケミカルのアクリライト)はしばらく水に漬け込んでから剥がすという方法もあります。

組み立てを説明するために、それぞれのパーツに名前を付けます。
3.以降で「ベースパーツA」といった呼び方で部品を指定しますので、以下の写真をご参照くださいませ。


では組み立てていきます。

3.ベースの組み立て

写真のようにベースパーツA / Bを組み合わせてベースを作ります。


ベースパーツは接着剤で固定すると展示の際に安定具合が増しますのでお勧めです。
接着剤はエポキシかUVレジンが良いでしょう。どちらも透明なものが100均で手に入ります。UVレジンはソフトタイプがおすすめです。写真の部分に少し塗って硬化させてください。

UVレジンは晴れた日に10分くらい太陽に当てれば硬化します。

4.ボディの組み立て
この4パーツを写真のように組み合わせます。



胸パーツは飾る衣装の胸サイズが控えめ(笑)な場合にはお使いになる必要はありません。使わないときにM胸、使うとL胸になるイメージです。胸パーツを使うときはボディの穴に胸パーツの突起を差し込んでください。

こうすることでパンツをはかせたりするときに胸パーツが上にずり上がることがありません。
なお「うちの子はスーパー控えめなお胸なのでこのボディじゃ衣装が飾れないよ」という方はご一報くださいませ。SS胸用バストヒップ板を提供いたします。(セットで100円+送料くらいでいかが)

5.支柱の組み立て(V2で最もめんどくさいところです。すみません。)
DDトルソーV2には左右それぞれ長さが異なる二本ずつ、合計4本の支柱パーツが付属します。
飾る衣装の裾の長さに応じてどちらかを選択する(二本使い)か、または二種類の支柱をつないで使用(四本使い)することができます。
ベース板には二種類の異なる幅で溝が作られており、二本使いの時と四本使いの時で差し込む位置を変えて使います。
まず、どちらかを選択して使う場合
こちらのベースパーツAの溝に支柱を差し込んでください。


次に二種類の支柱を組み合わせて使うとき。まず二本の支柱をつないで固定します。支柱には小さな穴が開いており、二本の支柱の穴位置を合わせて止めることでずれ落ちることを防げるようになっています。

お好みの長さをえらんで最低二か所、出来るだけ離れた位置をビニールタイや結束バンドで止めていきます。支柱には上下がありますので、溝の形をよく見て上が狭い幅、ベースに差し込む下側が広い幅になるように組み合わせてください。長短の支柱のどちらを上にしていただいてもかまいません。写真を見て止め方をご確認ください。一か所は穴を、もう一か所は溝を止めてもかまいません。



長さが決まったらテープなどで固定するとより安定します。
下の写真ではわかりやすく黄色のマスキングテープで止めていますが、セロテープが透明でいいでしょう。

結束バンドで固定するのもよい方法です。結束バンドは100均で簡単にお安く手に入りますので便利グッズとしてお持ちいただくといろいろ役に立ちます。締めた後余った尻尾は爪切りで切断するとよいです。

これで片側の支柱ができました。同じものをもう一本作ります。

こうして接続した支柱をベースパーツB(AではなくBですよ)の溝に、上の支柱が互いに内側に向くように差し込みます。写真を見て間違いないように差し込んでください。


これでつないだ上の支柱の幅がボディ板の下部にある溝幅と一致します。
短い方の支柱はDDトルソー初期型の標準本体とほぼ同じ高さ。長い方の支柱はそれから5cm高くなり、四本使いでは5cm刻みでさらに20cm高くすることができます。四本使いの最大高さは初期型のロングドレス用ベースに比べてさらに5cm以上高くなります。これでほとんどの衣装に対応できるようになるだろうと思っております。

6.服を着せる
この段階でトルソーに飾りたい衣装を着せます。男の子の服などボトムが二本足の場合は支柱を立てたベース側に落としておきます。ここからははうちの子であるDD雪ミクさんのデフォ服を使って説明します。

ボディ側に着付けを行ったらボディ下部両側二か所の凹形の切れ込み部分を指でつまむように持ち、支柱の先を探しながら支柱上の溝にボディを差し込みます。



ボトムスがあるときはここで支柱側からボトムスを引っ張り上げて履かせてください。
これで基本的な飾りは完成です。(この支柱長さではちょいと高すぎですねー)

7.ヘッドとウィッグを飾る
ヘッドは三つのパーツでできています。写真を参考に差し込んでください。


組み立てがすんだらウィッグを被せます。ウィッグの被せ方はドールさんにかぶせる時と同じで、まず前の額部分を差し込み、後ろを被せます。後ろを被せる時にはヘッドパーツのこの部分に指を差し込んでひっかけると楽にかぶせることができると思います。


被せたら首の部分の溝がボディ上部の溝と合うように差し込んでください。

ウィッグを被せる時は必ずヘッドをボディから外して作業してください。取り付けたまま作業をすると勘合部に無理な力がかかってパーツが割れる恐れがあります。

8.アームカバーを飾る
パーツはこの二つで、円形パーツの溝を二の腕パーツの溝に差し込めば終わりです。

これをビニールタイなどを使ってボディの肩に開いている穴を使って接続しますが、この時に二の腕パーツの溝が上に向くように取り付けると円形パーツが落ちにくくて良いと思います。

この状態でアームカバーのスナップを外して円形パーツにかぶせ、スナップを止めます。
アームカバーを腕パーツに着せてから止めてもかまいません。



これですべての組み立てと飾りつけが完了しました。

高さを調整してブーツをいっしょに飾るのもよいでしょう。
ブーツを飾るときはブーツの中に棒状に巻いたエアキャップなどを差し込むと型崩れすることなく自立しますのでお勧めです。

9. ハッピを飾る
V2のバストヒップ板には肩の部分に丸い穴が開いています。この部分に適切な長さの棒を差し込むことでハッピや振袖などの和装服を飾る衣文掛けとして使うことができます。


ご購入のセットにこの棒は付属しません。お近くのホームセンターなどで直径5~6mmの木の棒を入手いただき、適切に切断してお使いください。端っこをサンドペーパーなどで丸く仕上げて引っかかりを防いでください。

9. ハンガーとして使う
支柱からボディを外し、首の部分に付属のフックをビニールタイなどで固定すると立体形状の衣装ハンガーとしてお使いいただけます。

11. そのほか
ボディの肩の部分には肩ひもをひっかけるための窪みを設けています。
また、ボディ/バストヒップ板の腰回りにも同様の窪みがあります。ここはぱんつを履かせるときに引っかかりをよくするためのものです。
DDトルソーV2と初期型DDトルソーのボディ下部の溝幅は同じです。したがって初期型をV2の支柱に挿していただくことも、またV2のボディを初期型の支柱に挿すこともできます。

12.お手入れ
アクリルは静電気を帯びやすい素材ですので埃を引き付けて表面につくことがあります。
お掃除の際は水拭き、丸洗い等々、水をお使いいただくことをお勧めします。アルコール類はアクリルにしみこんでヒビを入れることがあります。お使いになりたいときは短時間で、しっかりふき取ることを心がけください。
静電気防止には帯電防止スプレーを軽くふいてティッシュペーパー等で塗り広げるなどでもよいですし、簡単にはお風呂でお使いのリンスを水で薄めたものを使って拭き掃除をすることでも十分な効果があります。

■最後に
アクリルは美しい素材ですが、硬くて割れやすいのが欠点です。もし僞使用中に落としたり力がかかって割れてしまったりしたときはご遠慮なくお知らせください。送料+100円程度(ボディや支柱などでかいパーツ)で交換部品をお送りします。
皆様のドールライフが少しでも楽しいものになりますよううちの子とともに願っております。

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